「潰れる家門を生かしてみます」は放送作家だった奈緒が事故に合い、小説の世界へ飛ばされてしまう「異世界ファンタジー系マンガ」です。
小説の話のままだと一族は潰れて自分も死んでしまう!
なんとか運命を変えようと奮闘するヒロインの物語です。
ネタバレの話になるので知りたくない人はこの先は読まないでください。
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潰れる家門を生かしてみます 59話ネタバレ
ジェイソンは財務部事務室で追加予算の依頼に必要な書類についてレクチャーされています。
直属の上司が推進する業務なのに煩雑な作業が必要な事に文句を言いますが、財務部は融通を利かせるつもりはありません。
ジェイソンは執行課の第一書記官が席を外している事を確認すると、ジェイソンに渡すように頼まれたと書類を渡されます。
それを奪って中身を確認すると皇宮での独占流通を3年間許されるという契約でした。
3年もの契約に、ジェイソンも喜びます。
第一書記官はいつ戻るのかを確認しますが、1週間は休暇を取っていて戻らないようです。
代わりの仕事の処理はジェイソンを信じて託すと第一書記官は言っていたようです。
それを聞いたジェイソンは自分の初めての納品が戦勝式の宴会なのだから、当然おろそかになどしないと胸を張りでて行きます。
首都エリオス製薬の研究棟では暗闇に一室明かりがついています。
深夜に明かりがついていることに気づき、守衛は確認に行きます。
すると部屋の中から「イヒヒ」という笑い声が聞こえてびっくりしますが、仕事を全うしようと部屋を確認しようとすると、その時部屋が開きました。
そこにはテラがカイル皇子に話を通していたジョシュ・ルーカスが立っていました。
守衛はジョシュだと知ると少し安心し、今日の日誌にはなかったはずだがと問うと、研究に集中していて遅くなってしまったとジョシュは答え、あと20分ほどで帰ると伝えます。
守衛は安心しながらも、先ほど「イヒヒ」と不気味な声で笑っていたのはジョシュかと確認します。
ジョシュはそれを肯定し、研究でうれしい事があると思わずそう笑ってしまうと言います。
守衛はその笑い声に寿命が縮むかと思ったと言いながら、何が嬉しかったのかを問います。
するとジョシュは、一日に3種類も新薬を開発したのだと言います。
あとは3次の臨床試験だけだが、それも期待できそうだといいながら、また不気味な笑い方をします。
守衛は、前にもらった腰の薬もよく効いたと感謝をし、どんな薬を開発しているのかと聞きます。
ジョシュはそれは社外秘だから話せないが、市販されることになったら教えると伝えます。
守衛を見送ったあと、ジョシュは家に戻ったらテラに手紙を書こうと喜んでいました。
外国交易独占流通チームの首都支部長はジェイソンが提出したと思しき書類を確認しています。
その書類にはエリオス家商団主の直印がありましたが、とても大きな案件だったので、支部長会議なしに進められていることに違和感を感じていました。
執事が支部長が来た理由を問うと、確認したい件があると言ってロイド伯爵の所在を確認します。
するとお付きのディランと一緒にかなり遠方へ出ていて戻りは夜中になると聞いて支部長は困り果てます。
ジェイソンが持ってきた案件は、商団の総会では一度も議論されたことのない重大な件でした。
今日中に承諾を得なければならないものだったので支部長は悩みます。
一度も話し合いをしていない大型事業であるうえに、総括責任者がジェイソンであることも気がかりでした。
うまくいけばエリオス家の1年の予算の5%が毎年増額となる利益の大きい事業でしたが、このまま進めていいものか思案します。
そこにジェイソンの母親であるヴィクトリアがやってきて、ジェイソンが宮から苦労して取ってきた事業なのだからすぐに進めるよう命じます。
支部長はそれでも慎重に事を運ぼうと考えますが、ヴィクトリアは煩雑な手続きのせいでトゥールーズ商談に取られてしまう可能性があるという危険が分からないのかとまくしたてます。
ロイド伯爵が外出直前に押印した案件なのだからすぐに進めるように命じ、さらに支部長のせいで手に入るはずの利益を逃したら責任が取れるのかと脅します。
それを言われて答えられず、支部長は「バロン国産ドラゴンフルーツ皇宮独占流通」の許可証を受け取ってくると伝えました。
1週間後、テラはジョシュの書いた手紙を首都へ戻る馬車の中で確認していました。
その隣でベスは車酔いになっており、テラはジョシュが送った酔い止めの薬を飲まなかったのかと確認すると、ベスは苦くて半分しか飲まなかったと答えます。
テラは今からでも残りを飲むように言い、休憩をしようと促します。
馬車を降りて休憩をしていると、バーナードがテラは大丈夫なのかと聞いてきます。
テラも少し気分が悪いようでしたが、我慢するしかないと答えます。
バーナードはお腹が空いているだろうからとサンドイッチを勧めてきます。
バーナードは、急いで首都に帰ろうとするのは故郷が恋しいからなのかと聞いてきます。
テラはその問いで、バーナードは自分がホームシックになっていると考えているのだと理解します。
テラはバーナードに普通の令嬢と同じように考えられてしまいそうだからと真実を話すことにします。
テラは、自分には時間がなく、出来るだけ早く首都へ行って宮に出勤しなければならないのだと伝えます。
バーナードはダーボンでのテラの働きぶりを見て、仕事中毒だと言います。
まるで働いていないとテラが死んでしまうと考えているようだと言います。
そして、なぜ不安な顔をするのか、何を恐れているのかと聞いてきます。
テラはとうとう、自分が当主にならなければエリオス家の家族は全員死ぬことになるかもしれないのだとバーナードに打ち明けました。
潰れる家門を生かしてみます 59話 感想
ジェイソンが最初に持っていた独占流通契約は、 バロン国産ドラゴンフルーツの皇宮独占流通の件だったのですね。
ロイド伯爵はジェイソンを信用しているのか、書類に押印したようですが、支部長は総括責任者がジェイソンであることに危機感を抱いているようです。
エリオス家の中でも、ジェイソンはあまり頭としては信用されていないように感じますね。
それにしても、久しぶりにヴィクトリア夫人が登場しましたが、見た目がアンドレに似ていて一瞬勘違いしてしまいました(笑)
やっとジョシュが登場しましたが、笑い方のクセがすごかったです!まだ開発途中のようですが、そろそろ完成しそうなので、近々カイル皇子に会うかもしれないですね。
首都へ戻る道すがら、テラはとうとうなぜ自分がこんなにも急いでいるのかをバーナードに伝えました。
元々は普通の令嬢のようにホームシックになっているのではないと言う事だけを伝えるつもりだったのかもしれませんが、バーナードにテラの仕事の仕方を突っ込まれてとうとう話してしまいました。
バーナードはテラの告白についてどのように反応するのでしょうか。
続きが気になります。