フォークリフト免許の難易度は？取り方や試験問題まで実体験で解説！

転職をして事務仕事のほかに荷物を運ぶ機会が多くなったことをきっかけに、フォークリフトの免許をとってみました。
私より前にフォークリフト免許を取得した人たちは、「講習を受けたら必ず受かるよ」と言っていたのですが、それが本当なのか実際に受けてみました。
その時の体験談をもとに、試験内容や難易度、講習の雰囲気についてお話しようと思います。

なぜフォークリフトの試験を受けようと思ったの？

私は10年以上事務職をしていましたが、転職で主に体を動かす仕事にシフトチェンジしました。
体を動かすことに抵抗はありませんでしたが、男性に比べて重い荷物を運ぶには少し力不足でした。
そのうえ、リフトを使いこなせる人が同じ部に一人しかいなかったので、荷物を運ぶ時には毎回その人の仕事を止めてもらって荷物を動かさなければいけない状況でした。
人数もたくさんいる会社ではなかったので、自分でできる事を増やそうと免許の取得を目指しました。

フォークリフトの免許はどこで取れるの？

フォークリフトは、普通自動車免許よりも特殊な事もあり、全ての自動車教習所で受けられる訳ではありません。
また、フォークリフトを専門にしている教習所やフォークリフトを扱うメーカーが教習をしていたりします。
グーグルマップで「フォークリフト　教習所」とgoogle先生に聞いてみると近くの教習所を教えてくれるので、それで調べるのが一番早いと思います。

フォークリフト免許取得までの受講時間はどれくらいなの？

フォークリフト免許を取得するには、自動車免許を取得する時のように「実技」と「学科」を学ぶことが必要になってきます。
現在どのような免許を取得しているかで、受講時間が変わってきます。

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11時間

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必要受講時間にもよりますが、連日で受講したとすると最短で2日～5日でフォークリフト免許を取得できます。
連日で受講する方法以外にも、フォークリフト免許は仕事をする際に必要な人の事を考慮してか、土日だけで受講出来るスクールもあります。
私が受けた講習所では、参加者が「女性限定」という日程もありました。
すごく気になったのですが、日程がうまくいかなかったので、私は通常の連日の講習を受講しました。
スクールによって色々な受講の仕方があると思うので、ぜひ調べてみてください！

フォークリフト免許の難易度はどれくらい？

フォークリフトの免許は、「国家試験」のひとつですが、取得は他の資格よりも易しく、合格率は90％超えと言われています。

私は普通免許は取得していましたが、全く運転をしていない完全なペーパーでした。
それでもちゃんとフォークリフト免許を取得できましたよ。
私のグループ以外の男性で、実技練習中に豪快にミスっている人もいましたが、最終的には講習を受けた人は全員合格することができました。
感覚的には、普通運転免許を取得するよりも覚える事も少なく、簡単だった印象です。

フォークリフトの試験内容

学科試験

学科は、テキスト一冊で勉強をします。
私がもらったテキストの内容はこのような内容でした↓。

試験では、ほとんど「フォークリフトの荷役の構造と取り扱い方法」と「運転に必要な力学の知識」
の内容から出題されていました。

学科試験では、必ず教員の方が「ここは赤線引いておくように」と指示してくれたところから出題されました。
テキスト自体はぶ厚いですが、覚えなければいけない部分はしっかり指示してくれるので、その部分さえしっかり覚えておけば落ちる事はまずありません。
講義中に眠くなってしまっても、最低限覚えないといけない部分だけはチェックしておきましょう。

実技試験

実技試験は減点方式になります。
試験内容は、1.荷物を取って2.コーナーを曲がり、3.荷物を置くという作業です。
時間制限はありますが、ゆっくり運転しても止まらなければ結構余裕があります。
それよりも、失敗して修正に時間を取られないように、ひとつひとつの作業を丁寧にこなしていくことに集中した方がいいと思います。

私が受けた時は、ずっとやっていた練習と走行ルートもほぼ同じだったので、「慣れ」でなんとかこなせました。
初めて運転する時には、思っていた方向と逆に動いたりして、どちらへ動かしたらツメが上がるのか、手前に傾くのかを考えながら動かしていたので時間がかかりました。
しかし何度も練習させてもらえますし、それでも合格できるか心配な生徒には「追加練習」もさせてもらえるので、あとは数をこなして「からだで覚える」のみになります。

講習の雰囲気はどんなカンジ？

受講した講習は私以外全員男性で、若い人が多かったので少し不安でしたが、みんなとてもフレンドリーで、誰も脱落者を出さずに頑張ろうと、とてもいい雰囲気で学びやすかったです。
みんなが一人ずつの練習をしっかり見て、「ここはこうやったらいいよ」とアドバイスしあって、とても向上心がありました。
短い期間のお付き合いですが、みんな合格という目標に向かって頑張っているのでチームワークがとても良かったと感じました。

違うグループの人が練習中によく操作を間違っているのを見てこちらのチームもハラハラしていましたが、その男性が実技に合格した時には自然と拍手が沸き上がっていました。
実技練習の間は、自分の番以外の時にはずっと座って見学するのですが、一日目に座りっぱなしでお尻がゴワゴワしていた翌日、一人の男の子がお尻にひくようにクッションを持ってきていました。
それも、私の分までわざわざ用意してくれていて、すごく感動しました。

どこの講習場もこのように仲良く協力的とはいかないかもしれませんが、フォークリフトの免許を取得しようとする人は、ほとんどが仕事や転職で必要な人で、趣味で取るような人は少ないと思います。
なので全員が「必ず合格したい」という気持ちがあるので、自然と団結力が生まれている感じがしました。

フォークリフト免許の体験のまとめ

印象としては筆記試験よりも、実技試験で苦労している人の方が多く感じました。
私も実技の本番でコーンに車輪が当たってしまった時にはヒヤヒヤしましたが、なんとか合格出来ました。

今まで事務しかした事がなかったペーパードライバーのアラサー女でもフォークリフトの免許を取得出来ました。
授業は集中して真剣に覚えないとダメですが、フォークリフトになじみがなかった私でも免許を取得できたのです。
それほど慎重に考えなくても大丈夫ですよ！

ここに重点を置いて練習をしたら効率よく合格に近づくことが出来ると思います。
意外にカーブの切り方も普通自動車よりも急に曲がったりするので、感覚をしっかり覚えてください（ペーパーが言うのもなんですが）

ポイントを押さえて効率的に勉強、練習してフォークリフトの免許を取得してください！