簿記を独学で取得したテキストと勉強法をお教えします!

日商簿記独学取得の勉強法をお教えします その他お役立ち

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私は、日商簿記3級と2級の資格をスクールに通わずに取得することが出来ました。
スクールに通わずに仕事をしながら独学で取得した自分が使用したテキストや勉強法と、その体験から分かったおすすめ勉強法をお伝えします。独学をされる方の参考になったらいいなと思います。

簿記3級取得時の勉強方法

3級は、簿記の基礎的な知識を知るための試験になるので、経理の仕事をされている方なら悩むことなく受かるレベルです。
しかし、実際に経理に携わっていない方には、記帳のルールなどを覚えるのに少し時間がかかるかもしれません。
私は当時は「経理」ではありませんでしたが、通勤時間を利用して教科書を2度読み、土日に過去問題を1冊解いたら合格できました。

使用したテキスト

使用した教科書類はTAC出版の滝澤ななみ著「みんなが欲しかった!簿記の教科書日商3級 商業簿記」とTAC簿記検定講座著「合格するための過去問題集 日商簿記3級」のみです。
教科書は、本屋でいろいろな本を見てみて、知識のない私でも一番理解できたものを購入しました。言葉での説明のあとに図も示されていて、分かりやすかったですよ

勉強した時間

急いで取得するつもりもなかったので、勉強時間は平日の通勤時間と土日に過去問題1回分のみ。平日帰宅時は勉強しませんでした。期間でいえば2~3ヶ月位かかったと思います。

簿記2級取得時の勉強方法

簿記2級の場合は、私事で、急いで取得をしなければならないという状況でした。
周りで簿記2級を取得した方はスクールに通って取得したそうなのですが、1年くらい通ったと言われて「そんなに時間はかけられない!」と思い、前回同様独学の道を選びました。

使用したテキスト

教科書、問題集は前回やってみて分かりやすかったので、同じテキストの2級→滝澤ななみ著「みんなが欲しかった! 簿記の教科書 日商2級 商業簿記」(TAC出版)と、同じく工業簿記、滝澤ななみ著「みんなが欲しかった 簿記の教科書 日商2級 工業簿記」(TAC出版)、それと問題集TAC簿記検定講座著「合格するための過去問題集 日商簿記2級」(TAC出版)を購入して勉強し始めました。

初めはこれだけでいけるんじゃない?と思っていたのですが、教科書だけでは理解が出来ない箇所が出てきたので、書店で読んで理解しやすかったテキストを追加で購入しました。↓

よせだあつこ著「簿記教科書 パブロフ流でみんな合格 日商簿記2級 商業簿記 テキスト&問題集」「簿記教科書 パブロフ流でみんな合格 日商簿記2級 工業簿記 テキスト&問題集」(翔泳社)

「みんなが欲しかった~」の方は、本当に「教科書」のようで、要点を分かりやすく書いてある感じでした。通勤中には、巻末にある取り外しができる別冊の「仕訳集」がすごく役に立ちました
テキストの例題が全て載っているので、これで自分の理解できていない部分を確認しました。別冊なので、軽くて、通勤時間の勉強に最適でした。
「パブロフ流~」の方は話に流れがあったので、内容がブツブツ切れている感じがなくて分かりやすかったです。こちらは、電子書籍で購入したので、こちらも通勤中に読むのに重宝しました。
これらのテキストを利用して、通勤中と平日はテキストを読み進めて、土日に一回分をまとめて解いてみるという形で勉強していました。
3級受験時は、過去問題は一度解いて見直すだけでしたが、今回は間違えた箇所も一度で理解できなかったので2度解きなおしをしました。

勉強した順番は、工業簿記→商業簿記の順にしました。
工業簿記は、初めての登場なので、難しさは商業簿記の3級レベルに感じました。工業簿記は解き方を覚えたら、あとは数字が変わるだけなので、図さえかければ得点を取りやすいと思います。

勉強した時間

テキストは、早めに購入したのですが、本格的に勉強し始めたのは8月後半からでした。
余裕をこいていたツケがまわって、テキストを読んでいて内容が理解できない箇所が出てきてあせりはじめました。
そこから毎日勉強をしはじめました。平日一日2時間ほどと、土日5~6時間ほどでしょうか。
合計300時間くらい勉強に費やしたと思います。通勤時間もテキストを読んでいました。
1ヶ月で簿記2級を取得したという方もインターネットではみられましたが、私には超人としか思えません。物覚えが悪いので、右から入った分左から出ていく感じでした。
通勤時間と平日にテキストを何度も読み直し、土日には前回同様本番のように全てとおして問題を解きました。

受験した結果は

受かりました!…といいたいところですが、残念ながら惨敗でした。
156回の統一試験を受けたのですが、第二問と第三問が時間が足りなかった事に加え、好きなはずの工業簿記の第5問で、計算間違えをしてしまっていました。
自分でも勉強不足という事は理解していましたが、落ちてしまうとやはり落ち込みます。

その後ネット試験でリベンジをし、合格できました。ネット試験の内容を確認したい方は別の記事にまとめていますので、そちらをご確認ください。→日商簿記2級のネット試験を受けてきました!
ちなみにその時の勉強法は、前回解いた過去問題の間違えた部分の解きなおしだけです。勉強時間も年末年始でまったりしてしまい、一週間程度でした。

独学で簿記試験を受けてみて感じたこと

最善の勉強法は

私は内容をしっかり理解できたあとに問題を解いていくのが好きな性格です。しかし、それだと理解するのが遅い場合には全然先に進めません。
しっかり理解しながら勉強をすすめたい場合には、やはりスクールに通うのが一番早かっただろうなと感じました。
たった数分の説明でも、知らない事を教えてもらうのと教えてもらわないのでは理解のスピードが全然違います。
しっかり理解をして試験に挑みたい方は、スクールに通うことをおすすめします。
理解が出来ていれば、どんな問題でも応用が利くので、将来の実用性を考えたらこちらの方をおすすめしたいです。

理解より資格取得優先の場合は

一方、今回の私のように「スクールに通うほど時間がない。とにかく早く資格を取りたい!」という方は、とにかくたくさん問題を解くことをおすすめします。

私は何度もテキストを読み込もうとして時間を費やしてしまいましたが、実際に問題を解いてみて知る知識がいくつもありました。ずっとテキストばかり読んでいたなんて、本当に効率の悪い勉強の仕方をしていたなぁと思います。
テキストの内容をある程度理解したら、問題を解いていった方が自分の分からなかった部分を認識できます。解けなかった部分だけテキストを読み直し、理解を深める方が集中的に早く学べて効率的です。
日商簿記の問題の出し方には、「こう書いてあったらこうする」というような流れもある程度はあります。ですので、問題のクセをからだで覚えた方が手っ取り早いこともあります。
そのためには、過去問題を重点的に解きまくっていくことをおすすめします。

まとめ

私が簿記の勉強をしてみて、一番良いだろうと思った勉強方法は、

  1. スクールに通って、しっかりと内容を理解する
  2. 過去問題集をひたすら解く
  3. 分からなかった問題はテキストに戻り理解したうえで、もう一度分かるまで解く

です。内容が理解できれば、テキストはたくさん買わないでいいと思います。
テキストより問題の方をたくさん解いて、いろんなパターンを知る事が大事だと思います。

簿記の資格を勉強してから経理の仕事をしていると、「あ、これこういうことだったのか」と実務に直結していることを実感することが出来ました。
勉強しているときにはあまり理解出来ていなくても、実務をしていると自然と理解できていき、仕事も楽しくなっていきました。
今簿記の資格取得を目指している方は私の体験も参考にしていただき、少しでも早く取得できることを願っています。
資格を取得後は、勉強で学んだことをうまく仕事に活かしていけたらいいですね!

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