奈良のパワースポット信貴山はエンターテイメント要素が満載!

信貴山入口 おすすめスポット

学校の日本史で「日本四大絵巻」を習った人は、信貴山の名前を聞いたことがあるかもしれません。四大絵巻とは「源氏物語」「鳥獣戯画」「伴大納言絵巻」「信貴山縁起絵巻」の事で、それぞれ絵巻に絵とセリフが書かれていたり、コマのように時系列に一人の人の動きが描かれていたりする「漫画の起源」とも言われている絵巻物の事です。
その中のひとつ「信貴山縁起絵巻」があった信貴山の朝護孫子寺は、楽しみながらお参りできる、お寺のUFJディズニーランドのような場所でした!
今回は、行ってみたら実は楽しかった信貴山をご紹介します!

なぜ信貴山(朝護孫子寺)って呼ばれてるの?

信貴山は、聖徳太子の時代にはあったとされています。
信貴山でもらったパンフレットによると、聖徳太子が物部守屋を討伐するために戦勝祈願をした時に、空から毘沙門天が現れて、必勝の秘宝を授かったそうです。
そのご加護で守屋を倒せたので、聖徳太子自ら毘沙門天のご尊像を刻んで伽藍を創建し、「信ずべき山尊ぶべき山」ということから「信貴山」という名前になったそうです。
ちなみに、聖徳太子が信貴山に戦勝祈願をした時期が「寅年、寅日、寅の刻」であったことから、信貴山の毘沙門天は寅に縁のある神様として信仰されるようになり、堂内にもたくさんの寅がいます。

もう一つの名前「朝護孫子寺」の由来は、「信貴山縁起絵巻」の「延喜加持巻」でも語られている内容になります。
聖徳太子から少し時代が下った醍醐天皇の時代の話です。
醍醐天皇が重い病にかかり、薬も祈祷も効かなくて悩んでいたところ、信貴山の命蓮上人の噂を聞いて祈祷をお願いします。
命蓮が毘沙門天にお祈りをすると、帝の夢の中に護法童子が現れて、帝の病がたちどころに治ったそうです。
それで帝より「朝廟安穏・守護国土・子孫長久」の祈願所として「朝護孫子寺」の名前をいただいたそうです。

お参り場所・見どころはどれくらいあるの?

塔や像を含めると30か所以上の見どころがありますが、大きく分けると6か所あります。

  • 本堂
  • 成福院
  • 玉蔵院
  • 千手院
  • 開山堂
  • 大寅

この6か所を回っていたら大体ほとんどの見どころを見て回れますよ。
また、空鉢護法堂の近くには信貴山城松永久秀屋敷跡があります。
そちらへ行った内容は、別の記事をご確認ください。→松永久秀の平蜘蛛茶釜は見つけられるのか?信貴山城と松永屋敷へ

実際にお参りに行ってみました

私が実際に見て回った場所を順を追ってご紹介します。
あまり効率的に回れていないかもしれませんが、その点はご容赦ください!

駐車場前の西方守護神 白虎像

白虎像

先ずは車で来た方は一番初めに目にする「白虎像」です。
白虎は四方を守護する「四神」の中で「西」の守護神になります。
あれ?信貴山から見て南に位置してるけど…と思われたかもしれません。これは、信貴山全体が「平常遷都1300年祭」で白虎の位置づけにされたからだそうです。

開運橋

開運橋
開運橋ー2

白虎の像から見える橋。「上路カンチバレー橋」という形式では日本最古の橋で、国の登録有形文化財に指定されているそうです。

お参り用看板

橋のすぐそばに観光センターがあります。
そちらが開いていれば地図がもらえますが、私が行った時には早すぎて開いていなかったので、前にある大看板を地図替わりに使いました。
まっすぐ歩いて突き当りを右に曲がるとあの有名な寅が見えます。

大寅

大寅

信貴山で有名な張り子の寅、「世界一福寅」です。
この角度からだと、寅が左にある本堂を拝んでるみたいですね。
ではまずは本堂へ向かいましょう~

本堂

本堂

毘沙門天をお祀りしている本堂です。
この日は残念ながらもやが出ていましたが、ここからの奈良の景色は素晴らしいんです!

大和の景色

本堂にある額縁には「毘沙門天王」の名前と、その両側にはムカデが彫られています。
ムカデは毘沙門天王のお使いだそうです。

毘沙門天の扁額
ムカデの彫刻

こちらの本堂では善光寺のように「戒壇めぐり」ができます!
真っ暗な中を壁伝いに歩いて行き、途中にある自分の守本尊をお参りします。
次の角で又木の格子にある「鉄の錠前」を触ることが出来れば、願い事が叶うそうです。

※現在はコロナの影響で密になることを避けるため、道なりにいくつかランプがついています。

私が参拝した時期はちょうど紅葉が盛りで、本堂前はとてもきれいでした。

紅葉1
紅葉2
水屋

霊宝館

本堂のすぐ左手奥にある資料館です。
ここでは武田信玄の書状や信貴山縁起絵巻の書状のレプリカなどが見られます。
中はそれほど広くないですが、小さな木彫りの像など見ごたえがあります。
有名な「信貴山縁起絵巻」の本物は奈良国立博物館が管理をしていて、信貴山に戻ってくるのは一年に一度、一巻のみになるそうです。

成福院

成福院

宝寿橋を渡った先にあり、宿坊もあります。
こちらには「融通がきく」という言葉の由来である「融通尊」がおまつりされています。
こちらには「融通ひょうたん」というものがあり、ひょうたんに願い事を書いて自宅の東方に置いておくと願い事が叶うそうですよ。

千手院

虎の胎内くぐり

こちらで一番有名なのは全国で唯一の「銭亀善神」なのですが、写真を撮るのを忘れてしましました~。
「銭亀堂」は千手院入口から右手にある小さなお堂です。
こちらは名前どおり金運UPの神様で、お参りの仕方もユニークです。

  1. まず「銭亀お守りセット」をお寺で購入します
  2. お堂の前にお参りの仕方が書かれているので、書かれている順番通りに「お守りセット」をのせます
  3. 「お守りセット」をのせた石を右回りに3回まわします

これでお金の回りが良くなるそうですよ!宝くじや株を買う前に来られる方もいるそうです。
以前私がお参りに来た時にも、お金の代わりに宝くじの券をのせて回していた方もいらっしゃいました。

お参りを終わった横には、写真に載せている「寅の胎内めぐり」があります。
短い距離ですが、子どもには人気だそうです。

また参道を登って次は玉蔵院に向かいます。

玉蔵院

玉蔵院

成福院から弁天堂を越えてさらに上に登ると玉蔵院の日本一大地蔵尊が見えます。
興教大師がこの山で毘沙門天より宝珠を賜ったことから「玉蔵院」という名前がついたそうです。
弁天堂すぐ右手には護摩祈祷をする「浴油堂」があります。

浴油堂
弁天堂

開山堂

開山堂

日本一大地蔵尊から浴油堂まで戻り、そのまままっすぐ進むと「開山堂」に着きます。
こちらから行くと裏手に着くのですが、お堂を回り込むと中に入れる場所があるので気を付けてください!私は一度閉まっていると勘違いして引き返してしまいました!
お寺の方とお話をした時にぜひにとおすすめされたので行ってみました。
こちらのお堂は離れたところにあり、あまり人が来られないそうです。
中には聖徳太子や弘法大師、命蓮上人など仏様が堂内いっぱいに安置されていて迫力がありました
大寅手前を左手に登って行くことも出来るので、ぜひお参りに行ってみてください!

剱鎧護法堂(けんがいごほうどう)

剣鎧護法堂

こちらは「信貴山縁起絵巻」の延喜加持巻に出てくる、醍醐天皇の病気を治した剱鎧護法をお祀りしています。
帝の病気を治したと云われるとおり、「無病息災、病気全快」の神様になります。
こちらへは「大寅」の右手の小道をずっと下っていくとたどり着けます。
入口にはたくさん鳥居がありますので、それを目指してきてください。

信貴山への行き方は?

JRからの場合
王寺駅下車、信貴山門行きのバスに乗り換えて信貴大橋下車
近鉄からの場合
信貴山下駅下車、信貴山門行きのバスに乗り換えて信貴大橋下車

ちなみに私は近鉄信貴山下駅から歩いてお参りしましたが、しょっぱなからとても急な坂が待ち構えています!
数人の学生が坂を登っていましたが、毎日これはきついな~という感じです。(大体の方はバスに乗られてましたけど)
突き当りまで歩くとケーブルカーの廃線跡があり、遊歩道になっています。
ここもまた急こう配できつい!でも紅葉の季節でしたので、紅葉がとてもきれいでした。
帰りは真っ暗になり危険ですので、通らないほうがいいと思います。
私は帰りは大通りの方を回って帰りましたが、こちらも歩道がある場所が少なく、車が多く通るので危険でした。
薄暗くなってからのお帰りはバスかタクシーを利用しましょう

ケーブル廃線跡
ケーブル廃線跡

まとめ

信貴山はお参りする場所がたくさんありました。
すべて回ろうとすると一日がかりになってしまいます。
現在はコロナの影響でお参りされる方も減っているそうですが、この機会に近くの温泉付きの宿に泊まってのんびりお参りされるのもいいのではないでしょうか。
お寺の方も丁寧に説明をしていただけるのでおススメです!